今回はランクル４０の修理です。


運転席パワーウィンドウが途中で止まってしまうとのことで、調べたところ軸受け部分が楕円になったことによりギヤのかみ合わせがきつくなって止まってしまうことがわかりました。
レギュレーターの新品部品確認したところ、すでに生産終了とのこと。しばし考えて。


とりあえずギヤの部分を本体から外しました。この部分は本体にかしめて取り付けてあるので非分解ですがかしめ部分を削って分解。
シャフト部分も減ってしまって段付になっているので段差をなくすためにシャフトを6ミリから5,2ミリに削りました。


本体の軸受け部は削り取って、３，２ミリのプレートに5,2ミリの穴をあけて本体に溶接することにしました。

これで完成です。さてうまく動いてくれるでしょうか？
動作確認、上げ下げともスムーズに動くようになりました。
そもそもランクル４０はパワーウィンドウではありません。ではどうしているのかというと。

こういった汎用のパワーウィンドウキットなるものがあります。

もともと手巻きのハンドルがつく部分にギヤを介して取り付けます。モーターからワイヤーを介してレギュレーターのギヤを回してガラスを上下させます。

実際に取り付けたところです。汎用品なので取り付け方はそれぞれですが、キットに含まれる汎用ステーで取り付け可能です。

手巻きのハンドル部分は付属のキャップでふさぎます。スイッチも大げさではなく自然な感じでグッドです。

今回の車両は平成19年4月に納めさせていただいたランクル４０です。
オーナーの要望はガソリンエンジン、オートマチック、パワステ、エアコン、キーレス、普段は奥様がお子さんを乗せて送り迎えやお買い物ととにかく快適、安心仕様。


エンジンは20系セルシオの4リッターV8搭載。


オートマも20系セルシオの4速オートマチック。

ハザードアンサーバック、キーレス。

エアコン。スイッチ、吹き出し口も自然にインストール。

フォグランプはバンパーに埋め込んで。


奥様、お子様が乗り降りしやすいようにステップ取り付け。

リヤにステップバンパー。

ナビにリヤモニターも装備。

リヤにバイクをつむとケツさがりになるので、これで車高を保持できるようにしたり。


今冬はリモコンエンジンスターターの取り付けもしました。
まさに当社キャッチフレーズの夢をカタチにです。
ＫＵＳＴＯＭ　ＤＲＥＡＭＩＮＧ　カスタム夢現
カスタムは無限であり、夢を現実にするものです。
みなさまの情熱がアンリミテッドを日々進化させてくれます。
これからも皆様の情熱に応えられるようがんばりますので、どうぞアンリミテッドをよろしくお願いします。


本日はオーナーの熱い要望に応えるべく東海市まで引き取りに行ってきました。
Ｏ様、お待たせしました。
作業内容はかなりハードル高いですが、がんばります。