今回はランクル80のリーディングダウンブラケットの加工をしました。
約9インチリフトアップの車両です。サスペンションでリフトアップするとキャスター角が減少して直進性が低下します。そこでリーディングアームの取り付け部をブラケットで下げてキャスター角を起こして直進性を上げます。今回はプロペラシャフトの角度緩和のためにミッションの位置を下げてほしいとのオーダーなので、まずフレームとミッションメンバーの間にスペーサーをかませます。
リーディングダウンブラケットのフレーム取り付け部の加工をします。ミッションメンバーをダウンさせた分ブラケット側を延長しなければならないのでブラケットをカットします。
プレート、カラーを用意してカタチにしていきます。
車両に取り付けて位置決めをします。
強度をもたせるためにプレートを足します。
再度取り外して本溶接して完成です。
色を塗って取り付けて完成。
フロントデフロックが作動しないとのことで、モーター単体で疑似回路を組んで点検、結果モーター不良でした。この車両、23万キロ走行時にエンジンフルオーバーホール、昨年はオートマ、トランスファーのオーバーホール、デフのオーバーホールと当社で作業させていただきました。オーナー、一生乗るつもりでメンテナンスにぬかりはありません。アンリミテッドはカスタムだけではなく、こういったメンテナンスも得意としております。
昭和60年式ソアラの6Mエンジンのオーバーホールも控えております。がんばります。