今回は3インチボディーリフトしたランクルの異音修理です。
走行中ギシギシときしみ音がするということでピットイン。
さっそくリフトに乗せて確認してみると
分かりにくいですが 、 ボディーにクラックが入っているのが分かるでしょうか。
そもそもボディーリフトとはフレームとボディーの間に
アルミ製などのブロックをはさんで車高をあげるフレーム車
ならではのリフトアップ法です。
足回りでリフトアップすると操縦性や乗り心地等変化しますが
ボディーリフトは足はノーマルなのでほとんどそういった変化が
ありません。
しかし注意も必要です。
フレームとボディーの間にブロックをはさむということは走行中
ボディーのふれが起こるということです。
そしてこのふれが、今回のようにボディーにクラックを発生させます。
過去の経験上、4インチまででオフロード走行をしない通常の使用
であれば対策なしでも問題はありませんが、激しくオフロード走行を
される方や5インチ以上のボディーリフトには対策が必要です。
対策方法としてはブロック同士をつなぐサブフレーム式、ボディーと
フレームの間にテンションロッドをいれる方法があります。
双方ともボディーのふれをとめるのが目的です。
ボディーブロックをはずしてみると思った以上にひどい状態でした。
反対側も同じような状態です。
とりあえずだめな部分を切り取っちゃいます。
そして新しい鉄板を溶接します。
右が今まで使っていたアルミ製のブロック、左が今回使用
する鉄製のブロックです。
ボディー補修後いったんブロックをのせます。
このままではまたふれでクラックが入ってしまうので
角パイプで左右のブロックをつないでサブフレーム化します。
これで クラックが入る心配もありません。
ちなみに一番後ろはフレームのボディーマウントを3インチ
上にあげてブロック無しにしてふれ対策してあります。
ボディーリフトしてある車で走行中きしみ音がでていたら
要注意です。
おかしいなと思ったらご相談ください。
ただたんにボディーを修理するのではなく、対策もします。
さてエンジンスワップですがこの間はいってきたドナー車から
とりあえずエンジン、ミッション降ろして載せる準備に入ります。
最近天気がはっきりしない日が多いですが、日に日に暖かくなってきましたね。
さあ気合いれてがんばります。
それではまた。