今回のベース車両は1991年式のワゴニアです。
この車両は旧車と呼ぶにはまだ年式が新しいですが、エンジンがV8、5.9リッターのキャブ車ということもあり 排気量の割りに走らないし、燃費も悪く、ファーストカーとして乗るにはなかなか大変な車です。
しかし国産車にはないとても雰囲気のある車両で、ワゴニア専門店があるくらい人気のある車です。
このオーナーもこのスタイルに惚れこんで購入したものの乗り始めて数ヶ月で調子が悪くなり、 なんとかごまかしごまかし乗っていましたが、ついにエンジンが掛からなくなり不動車になってしまいました。
そこでオーナーが選択したのが修理ではなく、長く普通に乗るためのエンジンスワップでした。
はじめに候補にあがったエンジンはランドクルーザー100のV8、4,7リッターガソリンエンジンでしたが、 このエンジンもちろん信頼性は高いのですが、燃費はお世辞にも良いとは言えません。 せっかく快適に乗り続けるためにスワップするのに燃料代がかさんで維持できなくなってしまっては意味がありません。
そこで候補にあがったのがランドクルザー80の直6、4,2リッターディーゼルターボエンジンです。
このエンジン、トルクがあって燃費もよく高速巡航もこなす4輪駆動車にもってこいのエンジンです。
排ガス規制もベース車両が平行輸入車のため問題なく規制地でも登録して乗ることができます。